シコウラン

ラン科

Bulbophyllum macraei

沖縄県レッドデータ:絶滅危惧ⅠB類
環境省レッドデータブック:絶滅危惧ⅠB類

使用機材
FUJIFILM FinePix F100fd

シコウラン Bulbophyllum macraei

シコウランは、屋久島、種子島、奄美大島、徳之島、沖縄島、西表島などに分布しているようです。沖縄島では、北部の森林に生育しています。木の樹幹などに着生しています。写真の株で、葉の長さが10cm、花のヒゲのような側萼片が4cmほどでした。漢字では指甲蘭と表記されます。花の色が爪のようだということらしいです。たしかにヒゲのように垂れ下がった細い部分は、爪のような色かもしれません。個人的には、森の中に咲いたこの綺麗な花、”紫香”といった印象でした。
前々からぜひ撮影したかった花です。やっと花に出会え、森の中で一人興奮でした。通常、森の木の高いところに着生しているので、なかなか撮影できません。この株は、崖の上に生えた木の幹にくっついていました。崖から落ちないよう、周囲の木にしがみつきドキドキしながらの撮影でした。
残念ながら現在でも乱獲が進んでいるようです。別の場所にあった株は盗掘されてしまいました。