キビタキ
(リュウキュウキビタキ)

スズメ目ヒタキ科

Ficedula narcissina owstoni

沖縄県レッドデータブック:絶滅危惧ⅠB類
環境省レッドデータブック:情報不足

リュウキュウキビタキの鳴き声 (やんばるの森の音)

使用機材
ボディ:Nikon D3
レンズ:Nikon Af-S ED300mmf2.8D
     2倍テレコンバーター使用
録音:Roland R-09

リュウキュウキビタキ Ficedula narcissina owstoni

リュウキュウキビタキ( Ficedula narcissina owstoni )は、カラフトや日本各地に分布するキビタキ( Ficedula narcissina )の亜種で、屋久島以南の琉球列島に分布しています。全長14cmほどで、スズメと同じぐらいの大きさです。写真は雄の個体です。雌は背面が全体にオリーブ色で、腹側は白っぽい色で雄より地味な色彩です。本土のキビタキは夏鳥ですが、リュウキュウキビタキは留鳥と言われています。繁殖期になると美しい声でさえずります。昆虫を好むようです。写真の個体は、巣のヒナに餌を与えた後、糞を運び出す雄です。
やんばるの森では、比較的自然性の高い森を好んで生息しています。石垣島では海岸近くの林でも見かけますが、やんばるでは山地森林にのみ生息するようです。また繁殖期、やんばるの森では比較的普通に見られるのですが、繁殖期以外はまれに見かける程度です。