カラスバト

ハト目ハト科

Columba janthina

英名 (English name)
 Japanese Wood Pigeon

沖縄県レッドデータブック:絶滅危惧Ⅱ類
環境省レッドデータブック:準絶滅危惧
国内希少野生動植物種

カラスバトの鳴き声を再生  (やんばるの森の音)

使用機材
ボディ:Nikon D3
レンズ:Nikon Af-S ED300mmf2.8D
     2倍テレコンバーター使用
録音:Sony MD MZ-R900

カラスバト Columba janthina

カラスバトは、隠岐、宮崎大島、対馬、五島列島、伊豆諸島など本州から九州周辺の島、トカラ列島、奄美諸島、沖縄諸島、宮古島などに留鳥として分布しています。八重山諸島には亜種ヨナクニカラスバト( Columba janthina stejnegeri )が分布しています。なお亜種ヨナクニカラスバトは、環境省と沖縄県のレッドデータブックで絶滅危惧ⅠB類、であり、国内希少野生動植物種、国指定天然記念物に指定されています。
全長40cm、キジバト(全長33cm)やズアカアオバト(全長35cm)よりかなり大型です。体のわりに顔がやや小さく感じられます。体は全身黒っぽいのですが、緑色や紫色を帯びた金属光沢があります。
やんばるの森では、晩夏から秋頃に鳴き声を聞く機会が増加します。また複数個体が鳴き交わしたり、追いかけ合ったりする姿も見かけます。秋以外の季節、見かける機会もさほど多くありませんし、巣も見たことがありません。いくら鳴かなくても、かなり大型の鳥です。周年多くの個体が生息すれば、秋以外にも、もっと姿を見かけそうなものです。やんばるでも本当に留鳥なのか?まだまだ疑問の多い存在です。
写真は、やんばるの森で9月に撮影しました。