カンムリワシ

タカ目タカ科

Spilornis cheela

沖縄県レッドデータブック:絶滅危惧ⅠA類
環境省レッドデータブック:絶滅危惧ⅠA類
国指定特別天然記念物
国内希少野生動植物種

 カンムリワシの鳴き声

使用機材
ボディ:Nikon D3
レンズ:Nikon Af ED300mmf4
録音:Sony PCM-M10

カンムリワシ Spilornis cheela

カンムリワシは、全長55cm、翼開長約120cm。頭部に冠羽があり、興奮すると逆立てます。写真は、前年に巣立った個体と思われる若い鳥です。成鳥は褐色で、全身に白い斑点があります。八重山では”アヤパニ(綾羽)”と呼ばれています。美しい羽という意味のようです。国内では石垣島、西表島に分布します。与那国島でも過去には記録があります。亜種は多く、パキスタン、インド、スリランカ、中国南部、台湾、東南アジア全域に分布します(亜種区分については諸説があります)。木の枝や電柱に止まり、待ち伏せで獲物を狙います。カニ、ヘビ、カエル、トカゲ、昆虫などを食べますが、あまり狩りが上手くありません。路上で車に轢かれた小動物を食べていることもあります。