アマミイシカワガエル

無尾目アカガエル科

Odorrana splendida

鹿児島県レッドデータブック:絶滅危惧1類 
環境省レッドデータブック:絶滅危惧IB類
鹿児島県指定希少野生動植物 
鹿児島県指定天然記念物

分布:奄美大島

使用機材
ボディ:Pentax 645 NⅡ
レンズ:smc PENTAX-FA 645 MACRO 120mm
その他:ストロボ使用
FILM:Kodac EPR64

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アマミイシカワガエル Odorrana splendida

奄美大島のカエルで一番撮影したかったのがこのアマミイシカワガエルです。不慣れな島での、ハブに注意しながらの探索。夜、あちこちの林道沿いの渓流を探し回っていたところ、なかなか良いポーズで出迎えてくれました。撮影場所は、ヤンバルと同様スダジイを中心とした自然林内の渓流です。2002年の5月上旬に撮影した個体です。
以前は奄美大島産も沖縄本島産のオキナワイシカワガエル( Odorrana ishikawae )と同種とされていましたが、2010年に奄美産がアマミイシカワガエル( Odorrana splendida )として独立種になりました。アマミイシカワガエル( Odorrana splendida )は奄美大島の固有種、オキナワイシカワガエル( Odorrana ishikawae )はやんばるの固有種となりました。
アマミイシカワガエルは、体長10~13cmほどある大型のカエルです。緑地に深い紫色の班がありとてもカラフルです。しかし渓流の苔むした岩の上などにいるとカモフラージュになるようです。奄美大島産(アマミイシカワガエル)と沖縄産(オキナワイシカワガエル)では、色彩、斑紋の大きさ、皮膚にある隆起などに差異があります。 山地森林の渓流源流部で繁殖します。沖縄とは繁殖期などが若干ちがうかもしれません(沖縄では12月から2月頃がピーク)。
沖縄産のオキナワイシカワガエル( Odorrana ishikawae )の画像はこちら